大阪のG

勝手気ままなジジ日記

五月二十七日 貸し借りがある訳じゃなく

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一昨年のバラ園。

今年の秋、また会えるかな?

 

久しぶりにこんな事書いてみる。

 

先日、テレビを見ていると

「コロナ離職が多い中、今一番

取得しておきたい資格No.1は!」

とか言うのをやっておりました。

 

ほ〜、みんな色々頑張ってるのね。

学ぶ事はいい事!離職はいい事ちゃうけど。

 

で、何が一等賞かと見ていると…

簿記経理らしい。

 

そうかぁ…簿記経理は会社、自営

どちらでも必要やもんなぁ。

 

って事でザックリ簿記経理の事を

書こうと思います。

 

皆さん、簿記と経理って何?

説明出来ますか?

 

簿記は「帳簿記入」する事。

経理は「営管」に簿記を使う事。

なので厳密には

「簿記が出来ても経理が出来ない人」

ってのもいる訳ですね。

 

簿記には「複式簿記」と「単式簿記

というものがあります。

 

現在会社などで使用されているのは

複式簿記

日本での複式簿記福沢諭吉が発案

したそうです。

 

簿記には記入する時のルールとして

1)決まった名前で書く

2)左右は同額になる

などなどがあります。

 

決まった名前、これを勘定科目

(かんじょうかもく)と呼びます。

現金、当座預金、車両運搬具、器具備品

などの誰が見ても分かる共通の名前です。

 

勘定科目にはその属性から

「資産(財産)」「負債(借金)」

「資本(儲け)」「収益(売上)」

「費用(費用)」の5つがあります。

 

複式簿記の場合、

左側を借方(かりかた)、

右側を貸方(かしかた)と呼びます。

これは貸し借りがある訳ではありません。

単なる右左の呼び名とお考え下さい。

 

借方に属する勘定科目(つまり増えた時

記入する場所が借方)には

資産、費用

 

貸方に属する勘定科目(これも増えた時

記入する場所が貸方)には

負債、資本、収益

があります。

これは覚えるしかありません。

 

では実際に何か書いてみましょう。

 

例えば…。

 

車を現金300万円で買いました。

 

これを勘定科目に割り当て、左右に

振り分けます。

 

車の勘定科目は車両運搬具、現金は

現金です。

 

車は資産(会社の財産)ですから

購入すれば増えることになり、

資産の増加は借方に記入します。

 

現金は資産の減少になりますので

貸方に記入します。

 

車両運搬具 300万円/現金 300万円

 

こういう書き方を「仕訳」(しわけ)

と呼びます。

 

 

では、

 

パン3個を400円で売って現金でもらった。

ならどうでしょう。

 

パンを売っているのは売上(収益)増加。

現金を受け取ったのは資産の増加。

 

なので

 

現金 400/売上 400

 

と書いていく訳ですね。

(パンが減ったというのは決算の時に

まとめて書きます)

 

これが簿記。

どうですか?簡単でしょ?

 

日商簿記検定の3級なら2週間で、

2級には工業簿記も入りますが

それでも1ヶ月で十分取れます。

 

1級はさすがにちょっと難しいですが、

商業簿記」「会計学」「工業簿記」

原価計算」の4科目。

独学で取るのは少し時間がかかります。

 

でも就職で使うのは多分2級ぐらいまで。

 

もしも転職や再就職などをお考えなら

結構手軽に2級までなら取得できる資格です。

トライされてみては如何ですか?

 

この記事が何かのお役に立ちますように。