大阪のG

勝手気ままなジジ日記

六月一日 以和為貴

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6月最初の投稿になります。

いよいよ新旧和合となりますか?

 

和合と言えば、すぐに思い浮かぶのは


以和為貴、無作為宗、人皆有薹、亦少達者。

以是、或不順君父。乍違干隣里。

然上和下睦、諧於論事、則事理自通。

何事不成。

 

ですよね!(ちゃうの?)

 

って事で6月の梅雨時の鬱陶しい時に

さらに鬱陶しい(笑)話を。

 

 

最初の4文字。

これはいくらなんでもご存知ですね。

普通は「和を以って貴しと為す」

読まれていますね。

 

厩戸王聖徳太子の十七条憲法の第一条。

 

全ての始まりはここからと言っています。

んが、この意味ってご存知でしょうか?

 

みんな仲良くするのって最高やん!

って事だけではないんですね。

 

 

人って群を作りたがる、群から外れて

聖人君子のようになるのは難しい。

だから上の人も逆らうし、不和も起こる。

和やかさ親睦を得る為には、何事も

虚心坦懐に議論するべし。

そうすればどんな事も出来るだろう。

 

和する為にはちゃんと話し合い、

理解しあう為の議論を感情的にならずしなさい。

安易に群を作らず、群の理論で他を排除せず

親睦を持てるよう議論しなさい。

と言っているんですね。

 

 

 

以前の施設で、毎月「施設通信」を

出していました。

その中で当月誕生日を迎えた職員が原稿を

書く企画がありました。

 

私が誕生日の時。

「んじゃ、何か思う事書いてくれるか?」

という依頼が。

 

その時に書いたのはこの

「和を以って貴しと為す」についてでした。

 

『どんなに偉い人でも企業を運営していく

上で、和合を心がけ、感情的にならず、

えこひいきをせず、話を聞く、議論する

という姿勢を持たなければならない』

『和するという事はへえこらと言う事を

無条件で聞く人ばかりを手元に置くと

言う事ではない』

と書いたところ、ボツになりました。(笑)

 

やっぱりな。そんな事やと思ったわ。

 

そういう意見が聞き取れるような上司。

やっぱり少ないわなぁ…。

さすが31点や。

 

どうか皆さんはちゃんと議論(話し合い)

をし、わだかまりを解いて

真に和合されますように。

(あ、私もか…)