大阪のG

勝手気ままなジジ日記

7月2日 福祉の世界では…(9)

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ほぼ、以前のブログで残しておきたい事は

コピペ出来たので、今日から普通に。

 

以前の記事で

「BPSDには過活動と非活動がある」と申し上げました。

日本での認知症のうち上位4つの症状についても

ザックリお話いたしました。

 

今回は、それらの認知症の症状である

「せん妄、幻覚、妄想」についてお話しします。

 

これも簡単にご説明させていただくと…

 

【せん妄】

異常な精神状態の事。

錯乱した状態を指して言う。

普段は何と言うこともないが、ある条件下で

精神状態が異常な(錯乱した)状態になる

事をせん妄と呼びます。

アルコールや興奮、薬の影響ですね。

 

【妄想】

あり得ない事なのに、本人は揺るぎなく

それを観念し、信念を持つこと。

被害妄想や誇大妄想などは有名ですね。

物盗られ妄想もそうですよね。

これらは他の人が「違う」と言っても

本人には届かないんですね。

思い込んでしまうとなかなか変わりません。

 

【幻覚】

幻覚の「覚」は感覚の意味。

視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚などに

本来対象物はないのにはっきりと知覚

する場合がこれですね。

つまり

幻視、幻聴、幻触、幻臭、幻肢や

体感幻覚などがここに含まれます。

ある筈のないものが見え、聞こえたり

触られていないのに触られているように

感じたり、無臭なのに何かの匂いを感じたり、

手足の切断箇所より先端に痛覚を感じたり、

ミミズが皮膚の下をはっている感覚に

襲われたりというのが幻覚です。

 

 

それぞれ内容が違うの、お判りいただけますか?

幻覚や妄想って経験ないですか?

 

亡くなった父の事を考えていると

ふと父の匂いを感じたり。

父の呼ぶ声が聞こえたり。

 

あ、きっとあの子は私の事が好きに違いない!

とか思ってみたり。(笑)

 

せん妄体験のある人はかなり少ない筈ですが。

 

これらの症状が認知症の場合、

顕著に現れたりする訳ですが、その症状も

「どのタイプの認知症なのかによって違う」

という事はご理解いただけるでしょうか?

 

次回は、(多分)最終回。

最も言いたかった事

「BPSDはBPSDではない」について

書かせていただきます。