大阪のG

勝手気ままなジジ日記

以前の記事をコピペして復活(6)

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またしてもコピペです。

今回は…

ノーマライゼーションバリアフリー

ユニバーサルデザインについて」です。

 

 

 

ミケルセンが提唱し、ニィリエが体系化した

ノーマライゼーション

 

元々、知的障害や精神障害を持つ人たちは

結婚が阻害されたり、遠方僻地の施設に隔離

収容されたりしていました。

 

「でも、それっておかしいと思わへんか?」

大阪弁かどうか知りませんが唱えたのが

ミケルセンでした。

 

ここでミケルセンは

ノーマライゼーションという言葉を使います。

 

ノーマライゼーションとは…。

高齢者や障害者が普通の人と同じように、

普通に生活できるようにすること、ないしは

そのようにすべきだとする」思想なんですね。

 

ミケルセンは福祉法でノーマライゼーション

成文化した行政官でした。

 

それによって

運動が起こり、それが普及するにつれて

街の中に小規模な施設が建てられたり、

住宅で暮らすという選択肢が出来たりしたんです。

 

ミケルセンは当初、知的障害のある方だけを

念頭に置いていましたが、段々その考えも変わり

今では高齢者や色んなハンデを負った方々も

普通に生活出来るようにするべきや!

そうや!そうや!その通りや!

という風潮に

変わってきて現在に至ります。

 

ただ、ミケルセンはノーマライゼーションという

思想を生み出しつつも、具体的に

「ほな、どんな事が普通なんや?」という

事までは発表出来ていなかったんですね。

 

「普通…って、普通な事やん!

聞かんとってよ〜そんな小難しい事」と

ミケルセンは言ったかどうかは知りませんが。

 

それを、ちゃんと体系化して

「これが出来たら普通なんちゃうか?」

書いたのがニィリエ。

 

長くなるので詳細は書きませんが、

「これこれ、こう言う風になったら普通やろ」

という具体的なチェックリストを作りました。

 

ノーマライゼーションとは

「普通の人と同じように暮らせるようにせなアカン」

という思想なんですね。

 

 

 

んじゃ、普通と同じように暮らす為には?

 

当然ながら色んな工夫が必要です。

身体障害、高齢者などが普通に暮らすには?

知的障害、精神障害をお持ちの方が普通に

生活していくには?

 

色んな障壁がありますよね。

身体的な障壁、精神的な障壁、心理的な障壁

これらの障壁(バリア)をなくさない事には

普通には暮らせない筈。

 

具体的にそれら障壁(バリア)を

なくす(フリー)為の手段が考えられました。

 

それがバリアフリーという手段なんです。

 

なので、一般的に言われているように

高低差がない床面、や手が届きやすい台所など

だけがバリアフリーの対象ではありません。

 

精神的にも、心理的にも、もちろん身体的にも

全てのバリアから解き放たれた時、

初めて「バリアフリー」は完成されます。

 

 

 

 

ただ、人は大人もいれば子供もいる。

視覚障害もあれば聴覚障害もある、

男性もいれば女性もいる。

 

それらの人が全て平等に使い勝手のよい物を

作るにはどうすればいいのか…。

 

そこで現れたのがユニバーサルデザイン

 

ユニバーサルデザインとは…

 

障害の有無、性別の有無、人種の有無などに

かかわらず公平に利用しやすい製品や建物、

使い方が簡単で誰でもわかりやすい、

情報がすぐに理解しやすい、

危険性が低いなどなどの全ての原則を

満たした製品や建物などに与えられる

いわゆる「JISマーク」のような物。

 

これはいわばノーマライゼーションの方法

であると言えます。

 

 

 

まとめ。

 

「人は誰も普通に生活してゆくべきやろ」

ノーマライゼーションの思想)

 

 

「んじゃその為に必要なのは全ての障壁をなくす事やな」

「身体的、精神的、心理的な障壁、全部なくさないとな」

バリアフリー

 

 

「よし…じゃ誰もが使いやすい建物、製品を作ろう」

ユニバーサルデザイン

 

 

ノーマライゼーションの思想はバリアフリーという

手段を経てユニバーサルデザインという方法に

帰結する。

 

と言えると思います。