大阪のG

勝手気ままなジジ日記

以前の記事をコピペして復活(5)

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まだまだ続きます。

以前の記事をコピペした記事。

今回はADL、IADL、QOLについてです。

 

 

介護基礎(初任者)講座から学ぶんですが、

ちゃんと説明出来る人って少ないんちゃうかな?

 

ADL(エーディエル)とIADL(アイエーディエル)

の違いって何?

どこで線引きするの?

 

QOL(キューオーエル)って何?

 

はい、そこの教科書立てて弁当食ってる人!

あ、それはええか…。

 

 

介護の現場では必要な事ばかりですよね。

 

ADL日常生活動作とか言われます。

って「日常生活動作」では分からんやろ。

何それ、日常生活の動作?

それって全部そうやん!

んじゃ、IADLって何よ?

 

IADL「手段的日常生活動作

って余計に訳分からんやん!

「手段的」って何の事?

 

とか初めて聞いた時に思ったもんです。

 

その時、先生はこういうお話をしてくれました。

 

 

 

「皆さんは朝起きてからお昼までの間に

どんな事をしますか?」

ホワイトボードに書き出していきます。

 

起床→着替え→トイレ→歯磨き→朝食を作る

→掃除→車で買い物→献立を考える→昼食…

 

これらの内、基本的な事ってどれ?

着替え、トイレ、歯磨き、掃除とかはそうですね。

簡単に出来る、ほとんど一語文。

これがADLなんですよ。

 

んじゃ、他は

朝食を作る、車で買い物、献立を考えるとか、

二語文になってるでしょ?

これがIADLなんですよ。

 

つまり、

最も基本的な最低限の生活上の動作。

食事、着替え、整容(容姿を整える)、排泄、

入浴、移乗(ベッドから車椅子へ等)、移動

といった一語文の動作の事をADLと呼び、

 

ADLを組み合わせて何かの動作を行うような

二語文の動作をIADLと呼ぶんですね。

手段の為にADLを使う動作、やや複雑な動作。

 

当然ながらIADLの方が先に失われていき、

ADLの方が後まで残ります。

それがどの程度、残っているかという事が

介護の判断資料にもなります。

 

 

昔は介護はADLの補助、介助が中心でした。

極論すれば、食事、入浴、排泄さえ出来れば

それが介護だと考えられていました。

 

でもそれって、本当に人間らしく生きてるって

言えるの?

 

という考え方から、QOLという考え方が重視

されるようになりました。

QOL「生活の質」

先生は「その人らしさ」と呼んでいましたが。

 

つまり、

四肢が不自由であっても、認知機能が障害されても

「その人がその人らしく(満足感をもって)」

生きていく事は出来る。

 

その為に必要な補助が介護である。

 

満足感を持てるように、その人がその人らしく

生きられるように当然ALDやIADLの補助をする事が

必要かもしれません。

 

でも、それだけにとどまらず生活環境や

その人の意識まで変えていく事で達成されるのが

QOLの向上なんですよね。

 

 

 

介護に携わっていらっしゃる方も多いと思います。

ご自宅で介護されてらっしゃる方も多いでしょう。

 

ADLやIADLの介助だけで手一杯!という方も

当然あるかもしれません。

 

でも、ちょっとした工夫(公的介護を使う)

などによってQOLの向上は可能かもしれません。

 

色んな機関を上手く利用なさり、QOLの向上が

図れるようなればいいですね!

(あ、当然、レスパイトケアも必要ですよ)