六月八日 神社も?!(3)
またまた調子に乗って神社編。
今回は京都五社巡りを。
都であった京都は四方を山で囲まれた土地。
この四方からの災いを防ぐ為、東西南北と
中央に神社を置いて、神様の力を借りよう。
という考えがあったようです。
その為、
北に賀茂別雷神社。
東に八坂神社。
南に城南宮。
西に松尾大社
中央に平安神宮を置いたという考えがあります。
(実際には平安神宮は中央にはないですが)
いわゆる五行説の考えですね。
みなさん五行説はご存知かと思います。
木:
色は青、季節は春、方位は東、神獣は青龍。
(だから青春と言うんですよね)
視覚を司り、干支は寅・卯・辰
火:
色は紅、季節は夏、方位は南、神獣は朱雀。
(朱夏という言葉はここから)
触覚を司り、干支は巳・午・未
土:
中央に位置し、季節の入れ替わりを司ります。
なので土用と言うんですね。
味覚を司り、干支はなし。
黄龍は全ての中心で再生と運行の管理を行う王様。
神獣の中でも一位です。
(昔はそれだけ土が重要視されていたと言う事ですね)
金:
色は白、季節は秋、方位は西、神獣は白虎。
(北原白秋はここから取ったとか…)
臭覚を司り、干支は申・酉・戌
水:
色は黒、季節は冬、方位は北、神獣は玄武。
(玄冬という言葉があります)
聴覚を司り、干支は亥・子・丑
これらが影響しあう有様を
「相生」「相剋」「比和」「相侮」「相乗」
と呼んでいる事はご存知の通りです。
京都は私にとってもハーフ故郷。
この五社はお参りしておかないと…。
北は賀茂別雷神社。
賀茂川からもほど近い社で、子どもの頃から
何度も遊びに行った場所でもあります。
近くに美味しいシバ漬け、千枚漬け、すぐきを売っている
「御すぐき處 京都なり田」もあります!
ここのすぐきの漬け物は最高に美味しいです。
東は八坂神社。
御朱印をご覧いただくとお分かりのように
祇園祭はこの八坂神社のお祭りなんですね。
「八坂の石段下」はよく待ち合わせに使った場所。
中学、高校時代は祇園あたりが興味津々でした。
露店が常に出ていて賑やかな所です。
(今は観光客も減ってるやろなぁ…)
南は城南宮。
熊野詣でに出かけた場所。方位守りの神社です。
道中の安全を祈願したんですね。
ここでは正月、五月、九月が特別に神様の力が強い
と言う事で「正五九参り」という風習があります。
ただ、京都の九月は死ぬほど暑いで!
西は松尾大社。
お酒の神様だそうで、あちこちに酒樽が…。
飲まない私には無縁ですなぁ。
「美味しいお酒が飲めますように…」と祈る方も
多いらしいけど。(笑)
中央は平安神宮。
ここも大鳥居がありますね。
平安神宮も子どもの頃からよく出かけた場所。
なのであまり感動がない。(笑)
そういうのがいいのか、悪いのか分かりませんが。
京都で半分過ごしていると神社の参拝って
ごく当たり前になってしまいますね。
もうとんでもない数の神社や寺院がありますもん。
次ももう少し、京都の神社などもご紹介したいと思います。