大阪のG

勝手気ままなジジ日記

六月七日 資本論の次には

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先日の資本論についての記事で

ご質問をいただいたので、ちと続きを。

 

■資本主義は社会主義を経て共産主義に移行する■

と考える方がかなり多いです。

 

資本論の流れも

「最終的には共産主義なんちゃうの?」と

マルクスエンゲルスはつぶやいていますから。

 

んじゃ、それぞれの主義って何?

 

ちゃんと書くと、めちゃくちゃ長くなるので

今回もごく簡単にだけ。

 

資本主義:

資本を持っている人が労働者を使って製品を作り

販売することで利益が得られる。

資本は個人や会社のもの!

頑張れば頑張るだけ資本は増えてリッチに!

労働者階級でも一発逆転もありえる。

 

んでも、やっぱり資本家の方が有利やん。

うるぁぁ金よこせ!

何でお前らの為に俺らが頑張らんとアカンのじゃぁ!

 

 

と言う事で反乱。

 

 

生まれてきたのが社会主義です。

 

社会主義

社会全体を一つの共同体(家族)みたいに考えて

誰が稼いできてもそれは共同体のもの。

その中で必要な人が必要な物をもらって

みんなが幸せになればええやん。

 

お父さん、お母さんは仕事して稼いでいます。

もらった給料は家族みんなのもの。

それで旅行に行ったり、息子に車を買ったり、

娘に振袖を買ったりしてもええんです。

 

んでも、その息子がバカ息子で放蕩三昧。

仕事もせんと家で勉強ばかり!(誰?)

家族に何の貢献もしていない。

そんなん不公平やわ!と娘。

お父さん、お母さんは息子にばっかり甘い!

(勤労者と不労者が同じ保証はおかしい)

 

と言う事でまたもや(娘の)反乱。

 

ソビエト社会主義共和国もこういう不満から

バラバラになってしまいました。

 

生まれてきたのが共産主義です。

 

共産主義

 社会全体を一つの共同体と考えるのは社会主義

同じですが、極論すると上下関係も管理する人も

いない、「みんな平等」というのが共産主義

 

稼いできた給料もみんなのもの。

隣のおっちゃんも向かいのおばちゃんも関係ない。

みんなで稼いでみんなで幸せになろうぜ!的な

考え方なんですね。

誰が得したとか誰が損してるとかってのもなし。

 

(現実的には今の共産主義はそこまで行ってないですけどね)

 

 

考え方としては貧富の差も生じないし、

しっかり稼げばそれだけみんなリッチになる

共産主義が良さそうにみえますが…。

 

 

共産圏と言われている国々でも実際に共産主義

完全に実現されている国はないのが現状。

 

但し、今後、国の境がなくなり

世界が一つになったとしたら…

その世界は共産主義によってコントロールされて

いるような気がします。(私見ですが)

 

あ、ちなみにこれらの「主義」は経済産業の分野に

ついての方法論。

 

統治に関する思考思想はこれとは全く異なります。

それは民主主義とか専制君主制とか立憲君主制

とか言われた分野に言を譲ることになりますね。

この統治思想についてはかなり微妙な事に触れなければ

ならないので、これは書けません…さすがに私でも。

 

今回は資本、社会、共産の経済産業に関する主義を

超簡単に書かせていただきました。

 

何かのお役に立てば幸いです。